やわらかブログ

PRのひと、epochseed のやわらかブログです。

ひよっこPR時代の戦友、R25の休刊にしみじみ思う

私が2005年に新卒でPR会社に入った頃。

いつも持ち歩いていた白と赤の会社の紙袋には、クライアントやメディア向けの資料と、何かしらの雑誌がごちゃごちゃと放り込まれて入っていました。とくに、クライアントの関係でビジネス誌、マネー誌、AERA読売ウィークリー、女性セブン、SPA!、そして「R25」は定番でした。新宿の地下街のラックや新橋のラックなどには一面に眩しいほど誇らしげに並んでいたものです。

 

1日数件あるメディアやクライアントへのアポの合間に駅で入手して、熱心に移動中に読んでいました。そういえば、あの頃は、ガラケーのメール下書きに議事録のひな形を入れておいて、電車の移動中に議事録書いて会社のPCに送ってたなぁ・・・。

 

「英国版メトロのフリーペーパー人気はすごい。これからは日本でもフリーペーパーが来る」

 

独占のタイアップに合わせて車内広告もドカンと踊る熱気の中で、当初は企業の広報がリリースなどを配信するメディアリストに「R25」はなかったものの、徐々に企業側の「R25に載りたい」というニーズが高まって行き、自ずとアプローチ先に加わりました。 

 

その頃は、媒体編集部に情報を持っていくことが多かったのですが、「R25」 は編プロさんやライターさんが主となって動いていたので、慣れないなかで苦労した覚えがあります。(途中で、経済記事で東洋経済さんのネタを「R25」 が活用するようになって少し状況も変化しましたが。)

 

その後、女性向けの「L25」が出たのですが、イマイチしっくりこなかったこともあり、結局「R25」 に落ち着いてはいたものの、いつの間にかつり革広告で見かける頻度が下がっていき、私のメディアリストではWebメディアがどんどん充実していきました。

 

あのごちゃごちゃしながらも、パンチのあるフォントとデザイン好きだったなぁ。